救命救急診療
CRITICAL CARE
まずは電話でご相談ください

当院では、ワンちゃん・ネコちゃんなどおうちの子の急な体調不良にできる限り対応しています。
症状によって、緊急で受診が必要な場合と、様子を見ても大丈夫な場合がありますが、自己判断はおすすめしません。おうちの子の様子がいつもと違うと感じたら、遠慮なくご連絡をお願いします。
緊急性が高い
可能性がある症状
救命救急科を受診したほうがいい、緊急性の高い4つの症状をご紹介します。ワンちゃん・ネコちゃんに普段と異なる症状が見られたら、おうちの子をよく観察してください。
下痢や嘔吐が続く
「下痢や嘔吐が続く」「元気がない」「発熱がある」「治っても症状が再発する」といった場合は注意が必要です。特に体力の少ない子犬・子猫や、シニアのワンちゃん・ネコちゃんは早めの受診をおすすめします。
考えられる疾患
- 胃腸炎(感染・ストレス・免疫異常)
- ホルモンの病気(副腎・甲状腺)
- 膵炎
- 胃腸内異物
- 急な食事や環境の変化
尿が出ない・排尿しようとしても出ない
特にネコちゃんでは尿道閉塞の可能性があり、24時間尿が出ていなければ命に関わる状態へ進行することがあります。何度もトイレに行くのに尿が出ない場合は至急受診してください。
考えられる疾患
- 尿道結石
- 急性腎不全
- 尿路腫瘍
- 膀胱炎
ぐったりして立てない
ワンちゃん・ネコちゃんがぐったりして立てない場合、非常に重篤な病気の可能性が高いです。以下に挙げた病気は一例であり、様々な原因が考えられるため、受診し検査を受けて原因を特定する必要があります。
考えられる疾患
- 骨折・椎間板ヘルニア
- 心疾患による失神
- てんかん発作
- 多臓器不全などによるショック
- 低血糖
安静にしていても呼吸が荒い
安静にしているのに呼吸が速かったり荒かったりする場合は、できるだけ早く受診することをおすすめします。
特に「熱中症」は、治療が遅れると命に関わることもある危険な病気です。パグやフレンチブルドッグなどの短頭種・シニア期の子・肥満の子は特に熱中症になりやすいため、注意が必要です。
考えられる疾患
- 肺の病気(感染・炎症・腫瘍)
- 歯周病による口腔鼻腔瘻
- 心臓の病気(僧帽弁閉鎖不全症・心筋症)
- 熱中症
- 鼻腔内の病気(炎症・腫瘍・異物)
異物誤飲にはご注意ください
動物は口に入るものなら何でも誤って飲み込んでしまうことがあります。
万が一誤飲した場合は、すぐに病院にご連絡ください。誤飲直後であれば、催吐処置や内視鏡による摘出、薬や点滴での対応が可能です。
しかし、時間が経つと異物が腸に流れて閉塞したり、有害物質が吸収されて中毒症状を引き起こすことがあります。以下のような異物は特に注意が必要ですので、早めにご連絡ください。
下記の異物は要注意です。発見したら早めにご連絡ください
- おもちゃ・ボール・プラスチック・マスク・靴下
- 腸閉塞を起こす可能性があります。
- ひも・糸
- 腸管がひきつれ、腸が穿孔してしまう可能性があります。
- タマネギ・ニンニク・長ネギ
- アリルプロピルジスルフィドという成分による中毒で、加熱しても中毒はおこります。赤血球が壊れ(溶血)貧血を起こします。すぐには症状は出ないですが、数日後に血色素尿がみられます。
- チョコレート
- 不整脈や痙攣・嘔吐がおこります。ビターチョコ程中毒症状が起こりやすいです。
- 風邪薬
- 人の風邪薬に含まれるイブプロフェンは動物にとって猛毒です。肝・腎障害、胃炎を起こします。
- 観葉植物(ユリ)
- ネコちゃんで急性腎不全の原因になります。
- 骨
- 食道に刺さると食道穿孔を起こします。
当院の救命救急診療の特徴
01
夜間診療経験を活かした救急対応

当院院長は夜間診療経験があり、「どのような場合に緊急で来院してもらうべきか」「緊急で来院された場合にまずどのような救急対応をすべきか」などを常に考えて診療を行っていました。そのような経験を活かして、ご家族様が安心してペットをお任せしていただけるように救急対応を行っています。
02
国際基準の心肺蘇生処置を実施

当院では、国際的な獣医心肺蘇生ガイドラインであるRECOVER Initiativeに準拠した救命処置を実施しています。
RECOVERオンラインコースを修了した獣医師が在籍しており、科学的根拠に基づいた心肺蘇生(CPR)を迅速かつ適切に行う体制を整えています。心肺停止は重度の心疾患や呼吸器疾患・外傷・中毒・麻酔関連合併症など様々な原因で突然発生します。
心肺停止後は時間の経過とともに救命率が低下するため、早期発見と質の高い心肺蘇生が極めて重要です。当院ではスタッフが一丸となって、大切なご家族の救命に全力で取り組みます。
診療の流れ
-
01
お電話でのご予約

ご来院を希望される場合、必ず当院までお電話にてご連絡ください。
息がない、意識がないなどの急を要する場合はご来院の準備と並行してお電話をお願い致します。
事前にご連絡をいただくことで当院で受け入れ可能かをお伝えできますし、事前の準備によりご来院時の迅速な救急対応が可能になります。 -
02
受付・救急対応

ご来院されましたら受付スタッフまでお声がけください。緊急性が高いと判断した場合は先にお預かりして状態を確認いただきます。早急な検査や治療が必要と判断した場合は必要最低限のお話をさせていただいた後にすぐに検査や治療を開始させていただきます。
緊急性が低いと判断した場合は順番に診察を行わせていただきます。 -
03
検査結果の説明・治療方針のご相談

検査を行った場合は検査結果をお伝えし、今後の治療方針をご提案させていただきます。
入院が必要と判断した場合は入院治療をおすすめさせていただく場合がございます。 -
04
お会計

診察が終わりましたらお薬やお会計の準備をいたします。
順番になりましたらお呼びしますので待合室にてお待ちください。本当に受診してもいいのか
お悩みの飼い主様へ
ワンちゃん・ネコちゃんは言葉がしゃべれないため、実際に検査をしてみないと、具合が悪くなった原因がわかりません。
そのため「すぐに病院に連れて行くべきかどうか」「受診するほどではないかも?」などと悩む前に、飼い主様が少しでも不安に思う症状があれば、なるべく早く受診しましょう。
おうちの子の緊急事態に最初に気付いてあげられるのは飼い主様です。受診することで、ときには命が助かることもありますので、受診したほうがいいのか悩んだ時は遠慮なくご相談ください。

